アルコール依存症スクリーニングテスト(AUDIT)

2024年10月11日

 AUDITはWHOによって開発された問題飲酒者のスクリーニングテストで、多くの国々で飲酒問題の早期発見・早期介入のツールとして使われており、日本でも20年以上前に翻訳され、医療や保健指導の現場で活用されています。AUDITは全部で10項目の設問から成り、各項目の合計点(最大40点)で飲酒問題の程度を評価します。またAUDITでは、飲酒量を計算するのに純アルコール換算で10gの飲酒量を示す“ドリンク”という単位が使われているのも特徴の一つです(表1:ドリンク換算表)。またAUDITの区分点は集団の特性や目的に応じて決めることができますが、特定保健指導で用いられている「標準的な健診・保健指導プログラム(改訂版)」では、問題飲酒者としてAUDIT8点~14点、肥前精神医療センターが開発した日本の代表的な減酒指導法であるHAPPYプログラムでは、生活習慣病を有しない場合AUDIT10点~19点を、それぞれ減酒指導の対象とし、それ以上の点数を有する者については、依存症疑いとしており、依存症専門医療機関受診の目安としています。

表1


    Q1. あなたはアルコール含有飲料をどのくらいの頻度で飲みますか?
    0. 飲まない1. 1ヶ月に1度以下2. 1ヶ月に2〜4度3. 1週に2〜3度4. 1週に4度以上

    Q2. 飲酒するときには通常どのくらいの量を飲みますか?
    0. 1〜2ドリンク1. 3〜4ドリンク2. 5〜6ドリンク3. 7〜9ドリンク4. 10ドリンク以上

    Q3. 1度に6ドリンク以上飲酒することがどのくらいの頻度でありますか?
    0. ない1. 1ヶ月に1度未満2. 1ヶ月に1度3. 1週に1度4. 毎日あるいはほとんど毎日

    Q4. 過去1年間に、飲み始めると止められなかったことがどのくらいの頻度でありましたか?
    0. ない1. 1ヶ月に1度未満2. 1ヶ月に1度3. 1週に1度4. 毎日あるいはほとんど毎日

    Q5. 過去1年間に、普通だと行えることを飲酒していたためにできなかったことがどのくらいの頻度でありましたか?
    0. ない1. 1ヶ月に1度未満2. 1ヶ月に1度3. 1週に1度4. 毎日あるいはほとんど毎日

    Q6. 過去1年間に、深酒の後体調を整えるために朝迎え酒をせねばならなかったことがどのくらいの頻度でありましたか?
    0. ない1. 1ヶ月に1度未満2. 1ヶ月に1度3. 1週に1度4. 毎日あるいはほとんど毎日

    Q7. 過去1年間に、飲酒後罪悪感や自責の念にかられたことがどのくらいの頻度でありましたか?
    0. ない1. 1ヶ月に1度未満2. 1ヶ月に1度3. 1週に1度4. 毎日あるいはほとんど毎日

    Q8. 過去1年間に、飲酒のため前夜の出来事を思い出せなかったことがどのくらいの頻度でありましたか?
    0. ない1. 1ヶ月に1度未満2. 1ヶ月に1度3. 1週に1度4. 毎日あるいはほとんど毎日

    Q9. あなたの飲酒のために、あなた自身や他の誰かがけがをしたことがありますか?
    0. ない2. あるが、過去1年にはなし4. 過去1年間にあり

    Q10. 肉親や親戚、友人、医師、あるいは他の健康管理にたずさわる人が、あなたの飲酒について心配したり、飲酒量を減らすように勧めたりしたことがありますか?
    0. ない2. あるが、過去1年にはなし4. 過去1年間にあり